
子どもの写真、できれば上手に撮りたいですよね。中でも「節目イベント」は可能な限り映えるものにしたい。そう願う親御さんがが多いかと。
子どもの写真は「生まれてきた後」だけではありません。「妊娠中」も、ママのお腹の中に間違いなく確かに存在しています。
「子ども=胎児」のときから、思い出は大切に残していきたいところです。
特に、パンパパのみなさん!
ここは腕の見せ所です!
各イベントごとのおすすめ構図(レイアウト)や、セレモニードレス、装飾小物など、映える撮り方をご紹介します。
今回は、生まれる前、妊娠中のビッグイベントの一つ、「マタニティフォト」についてです。我が家の〇枚の写真例(妊娠3回分)とともにご紹介します。
マタニティフォトとは
「マタニティフォト」とは、簡潔に言えば「妊婦写真」です。
元々は海外のセレブたちがはじめ、SNSを中心に話題となり、今では日本でも産前の最大のイベントとして人気を集めています。
子育てはこれからも長く続きますが(意外と短くて切なくもなりますが)、妊娠期間は10ヶ月。
妊娠が発覚してからだと実質9ヶ月、一目で妊婦とわかるほどお腹が大きい期間はたったの3ヶ月程度です。
ママのお腹の中で大切に守られながら確かに成長をしていくこのほんの一瞬を写真として切り取り、家族の「はじまり」として大切に残したいところです。
撮影時期
決まりはありませんが、一般的には妊娠7~9ヶ月が最適だと思います。
特に妊娠8ヶ月(28週〜)を過ぎてくるとベイビーが筋肉や皮下脂肪なども蓄え始め、お腹が格段に大きくなってきます。できるだけ大きいお腹を撮影したい場合は妊娠8ヶ月以降をおすすめします。
予定より早く生まれてくることもありますし、臨月や正産期に入ると前駆陣痛なども始まりますので、予定日直前に計画するのはリスクがあります。特に、スタジオ撮影の予約をするのであれば体調も考慮して妊娠8ヶ月頃が無難だと思います。
自宅で気楽にセルフ撮影をするのであれば、妊娠9ヶ月に入ってからでもいいかもしれません。くれぐれも、「ママの体調第一」にしましょう。
我が家の場合、第一子、第二子の頃よりもだいぶお腹が大きかったので早めに撮影してもよかったのですが、逆に「もっと大きいお腹を撮りたい」と欲をかき、可能な限り後ろ倒しで挑戦しました。
結果、妊娠34週0日(妊娠9ヶ月の後半)です!
第一子は予定日を5日超過しましたが、第二子は予定日の15日前(妊娠37週6日)に突然の破水始まりで生まれたため、第三子はさらに早まる可能性もチラつき、34週にしました。
実際に誕生したのは妊娠39週3日でしたが、貧血や便秘、目のチカチカ、お腹の張り、頻尿、副乳、むくみなど、マイナートラブルも始まっていたため、振り返れば「適切なタイミングだった」と思っています。
マタニティフォトの撮影時期を計画するにあたり、妊娠〇ヶ月頃の妊婦さんはどんな暮らしをしているかイメージしたい場合は、「あえてパパが書く妊娠記録」をご一読いただけたらと思います。妊娠33週6日には階段で転ぶという事故があったりとなかなか破天荒な記録ですが、参考までに。
自宅セルフ撮影の写真例






服装(マタニティドレス)
お腹や胸周りが締め付けられないように、「ゆったり」あるいは「調整可能」なデザインになっているドレスです。
マタニティフォトを撮るときはお腹の大きさも最大に近い頃。身体への負担を軽減する工夫がされているマタニティドレスがおすすめです。
姉兄がいらっしゃる場合はお子たちにもセレモニードレスを着せるのも良いと思います。


装飾小物
ダイパーケーキ
我が家は行き過ぎた倹約家のため、立派なダイパーケーキは買ったことがありません。いつだって手作りです!
おむつ一つひとつを袋に入れて丸めて、ケーキの形になるよう積み上げ、リボンで固定するだけ。
下に厚紙や板を敷いておかないと持ち運びが難しく、実はケーキの後ろ姿はなかなか酷い仕上がりです。細部までこだわりたい方はやはり立派なダイパーケーキを購入されることおすすめします。


ガーランド
「Welcome Baby」のガーランドです。もちろん我が家ではこれも手作りです。
「待ってるよ」「いらっしゃい」と。
そしてガーランドの両端は「糸電話」のようにして、長女(第一子妊娠時はパパ)とママのお腹を繋いで通話させました。
またしても、「待ってるよ」と。聞こえているといいな、と願いながら。

エコー写真
無事に生まれてきてくれさえすればこれからもいくらでも写真を撮ってあげられますが、エコー写真は妊娠中だけのもの。そしてパパは撮ってあげることができません。何よりも特別感があります。
外(お腹)と中(エコー写真)の両方を同時に収めるこの構図、おすすめです!

ベビー服
撮影の少し前にたまたま「水通し」をしたところ、干している画があまりにも可愛くて尊くて…

これはマタニティフォトにも登場させるしかないと。手作りしたり買ったりすることもなく持っているはずの無料の装飾小物です。

お子たち(姉兄)
これもまた無料の装飾小物(笑)です!一番可愛い装飾です。どんな高級品より映えます!尊いです!


セッティング中の様子も残しておくと、思い出としてより一層強く残ります。

おすすめ構図(レイアウト)
お腹にスポットを
ハート型にしたママとパパの手をお腹に添えます。
「ここに、このお腹の中に、二人の愛する我が子がいる。」
そんな実感が強く湧きます。

手作りのファーストシューズ
気が早いですが、早すぎるんですが、第一子のときはファーストシューズなんかを産前にもう作ってしまっていたり…
「首を長くして待ってるよ!」と、お腹の中のベイビーへのメッセージ。

エコー写真やベビー服と



お子たちと
マタニティドレスは「お腹周りもゆったり」が前提にできているため、「お腹の大きさ」が伝わりづらいことも。しかし、息子がママの足にもたれかかってくれたおかげで偶然にもお腹の大きさが強調されました。
やっぱり最高の装飾小物です!

第二子妊娠時は長女が胎児におしとやかに糸電話で語りかけましたが…

あのときお腹にいたあの子(第二子)が、気づけば大怪獣となって第三子に吠えています。

こうして3人の妊娠時のマタニティフォトを同時に振り返ると、上の子たちの成長もまた感慨深いものです。
胎児のピン写真
最後に、忘れてはならないのが、胎児のピン写真です。この中に、いるんです、我が子が、間違いなく。元気にモゴモゴしてるんです。初めてのソロ写真です!

まとめ
- マタニティフォトは近年では産前のビッグイベントの一つ
- 撮影時期は妊娠7ヶ月~9ヶ月が目安
- 服装はやはりマタニティドレスがおすすめ
- 装飾小物はダイパーケーキやガーランドを用意すると良い
- エコー写真やベビー服など「あるもの」を使うのも良い
- 「兄弟写真」もおすすめ
いかがでしたでしょうか。
スタジオ撮影も良いですが、自宅でも衣装や装飾さえ用意すればそこそこの写真を安く手軽に撮ることができます。ママの体調が最優先の時期のため、やはり自宅は安心です。
また、人生設計において弟妹も計画しているのであればなおさら、自宅でのセルフ撮影であれば平等に同じように同じことをしてあげられるのは大きなメリットです。
さらに、毎回自宅撮影をしていると、陽の入りがちょうどいい時間帯や、自宅内で写真に向いた場所など、コツも掴めてきます。
「末っ子の写真が少ない」という噂はあながち嘘ではなく、我が家でも確かに長女よりは少ない気もしますが、その分クオリティは上がってきています。末っ子は量より質です!
今回のマタニティフォトにより産前から自宅撮影に慣れはじめておくことで、「ニューボーンフォト」や「百日祝」「ハーフバースデー」などのレベルも向上できるかもしれません。
皆様もぜひ、スタジオ撮影だけにこだわらず、「自宅セルフ撮影」も楽しんでいただけたらと思います。


