
子どもの写真、できれば上手に撮りたいですよね。中でも「節目イベント」は可能な限り映えるものにしたい。そう願う親御さんが多いかと。
特に、パンパパのみなさん!
ここは腕の見せ所です!
各イベントごとのおすすめ構図(レイアウト)や、セレモニードレス、装飾小物など、映える撮り方をご紹介します。
今回は、生まれたてホヤホヤの生後28日までしか呼べない「新生児期」に撮っておきたい「ニューボーンフォト」についてです。
ニューボーンフォトとは
簡潔に言うと、「生まれたばかり(形容詞としてのnewborn)の新生児(名詞としてのnew born)の写真」のことです。
元々はアメリカやヨーロッパにあった習慣ですが、近年では日本でもSNSなどを中心に広がってきました。
胎内にいるときのような丸まった姿勢、誕生直後の小さな頭、愛らしい手足…
そんな「一時的」にしか見られない「新生児らしさ」を写真に残しておきましょう。
撮影時期
決まりはありません。
Newbornと言うからには生まれたてほやほやがいいでしょうし、とはいえ入院中は難しいでしょうし、産褥期ママの体調が最優先ですし、「状況次第」です。
- Newborn=新生児=生後28日未満です。
- 生後1ヶ月を過ぎると顔つきや肌がだいぶ代わってきます。
- 新生児は目安として一日30g/一月1kg程度大きくなります。
- 赤ちゃん特有のあの頭の小ささは非常に限定的です!
- 間に合えば内祝いのカードにも写真が使えます。
これらの理由から、ママの体調と相談しつつ、できれば生後2週間〜28日頃をおすすめします。
飽くまでおすすめです。理想、目標と言ってもいいかもしれません。本当に、どうか、赤ちゃんとママの体調を最優先としてください。
自宅セルフ撮影の写真例
早速、我が家のサンプルをご紹介します。



ポイント(大前提)
子どもの写真は突き詰めればどこまでもこだわることができます。カメラ目線か、いい笑顔か、可愛いポージングか…。凝れば凝るほど良い写真が撮れるとは思いますが、凝れば凝るほどイライラしてきますし、子どもも疲れてしまいます。
特に今回の「ニューボーンフォト」は、ベイビーは生まれたて、ママは産褥期です。
「こういうのを撮ってみたい!」というアイディアがいくつもあるかもしれませんが、ある程度絞った上で、パパがメインカメラマンとなり、なるべく短期決戦で撮影に挑むようにしましょう。
この頃はほぼ泣いてるか寝てるかの2択です。「泣き顔」でも可愛いですが、「寝顔」が安定です!

服装(セレモニードレス)
Instagramなどを見ているとオムツ姿や裸のパターンもよく見かけます。
それはそれは愛らしいのですが、我が家では季節も考慮して、ナチュラルな服装かおくるみグルグルで挑みました。
部屋を暖かくしておいたり、撮り終えたらすぐに服を着せるなど、撮影前後のことも考えておくようにしましょう。


装飾小物
カゴ
私個人の感想ですが、ニューボーンフォトは「カゴ」がおすすめです。おすすめというより、単に好きなだけですが…
頭が小さくてとても華奢な新生児期はほんの一瞬です。あっという間に1キロくらい増やしてきます。1日30gずつ増やしてくるわけですから…。この小ささを表現するために、カゴを選択しました。
- エコー写真や4Dエコーで見た「胎内にいたときの丸まった姿勢」を表現できる。
- 「コウノトリが連れてきてくれた感」がでる。
この2点も私が好きなポイントです!
それはそれは待ち遠しい想いで、祈るような気持ちで何十回と眺めたエコー写真に映るあの子が、今ここにいる。「我が家に来てくれて本当にありがとう」。そんな想いを、写真を見るたびに思い出せたらと。

木製の文字「just born」

我が家では木製の文字「just born」を購入しました。
ニューボーンフォトはただの記念だけではなく、内祝いを送る時のメッセージカードにも使うことができます。
お祝いをくださった皆様は、往々にして誕生を心待ちにしてくれていた皆様でもあります。「無事に生まれたよ」と。そんな想いを込めてみました。

ファーストベア
「あえてパパが書く妊娠記録◯ヶ月」でもご紹介したファーストベアです。
この頃はおもちゃもぬいぐるみも何の役にも立ちませんが、せっかくの最初のお友達「くまさん」と仲良くさせます。
我が家ではこの先1歳になるまで毎月「◯ヶ月」の写真も撮り続けますが、全写真に登場させることで「身体の成長」も見ることができます。
固定の装飾小物があるとどんな場面でも重宝します。



その他
退院時にすでに撮影済みかもしれませんが、もし漏れがあればおすすめしたい構図もご紹介します。
手、足
大谷翔平選手の長女が誕生されたときにも話題になりましたが、手足はとてつもなく可愛いですよね。


兄弟写真
まだまだ小さいと思っていた兄姉(2歳、4歳)と比べても顔のサイズ差がとてつもないんです。
この顔の大きさは本当に新生児期だけ。2歳の長男なんて生後半年足らずで2歳上の長女よりも頭だけ大きくなったような…。
上の子の成長も実感できますので、兄弟写真はおすすめです!


まとめ
- おすすめの時期は生後2週間〜28日頃
- 装飾小物はカゴ+文字
- せっかくなら内祝いメッセージカードに
- とにかく母子の体調が最優先!
といったところです。
ニューボーンフォトについて調べている皆様、それはそれは激動の日々をお過ごしのことと思います。
第一子のご出産の場合、「大人(成人)」が突然「親」に変わったわけですから。ある意味、親こそニューボーンです。新たな人生の始まりです。
第二子以降のご出産の場合、年齢差にも寄りますが、上の子は漏れなくイヤイヤ期か赤ちゃん返りに入り、育児の大変さは倍以上です。
まだママは産褥期で安静必須。ベイビーもまだまだ目が離せない危うさ。生きる、生かすのに必死な時期だと思います。
だからこそ、何より「母子の体調」を最優先としつつも、今しかない煌びやかで尊いこの瞬間を、ニューボーンフォトという一生の思い出として残していただけたらと。
この先も「お宮参り」や「百日祝」などイベントは盛りだくさんですが、お子様との一つひとつの行事を楽しんでいきましょう!
おまけ
実は我が家では長女だけニューボーンフォトを撮っていません。理由は至ってシンプルで、「ニューボーンフォト」の存在を知らなかったからです。
意外とそういう行事って多いんですよね。
例えば、ニューボーンフォトの直後に「お宮参り」をしたら、次は「百日祝い」でしょうか。でも我が家ではその間に「五十日祝い」のイベントも挟みました。
イベント好きのご家庭においては、知らずにやり過ごしてしまったイベントに後で気づくとモーレツに後悔するものです。
「子どもの生涯行事、人生イベント、節目儀礼の一覧」をご確認の上、お子さまとの大切なイベントをどうか漏れなく楽しんでいただけたらと思います。


