【トイトレにおすすめの絵本】ノンタン おしっこ しーしー|あらすじ&レビュー

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【保存版】トイトレマニュアル にまとめた通り、我が家のトイトレは困難を極めました。

トイトレ用おむつやトレーニングパンツ、補助便座、踏み台を用意し、ご褒美シールやおむつ卒業式で機嫌を取り、時に歩み寄り時に厳しくし、あらゆる工程を経て成し遂げました。

振り返ると育児の中では最難タスクだったとすら思います。

そんな全工程の中で、「トイレへの興味」や「排便という仕組みの理解」という点において役に立ったのが「絵本」です。

購入したもの、図書館で借りたもの、トータルで数冊に触れましたが、中でも我が家のお子たち3人が繰り返し楽しそうに読んでいたお気に入りの一冊をご紹介します。

概要

赤ちゃん版 ノンタン ③
ノンタン おしっこ しーしー

作・絵:キヨノサチコ
出版社:偕成社
発行年月:1987年08月
ページ数:24ページ

あらすじ(内容)

「しーしーしー、なんのおと?」

繰り返し、リズムよく、ノンタンが耳を傾けます。

「おむつでしーしー」

「おまるでしーしー」

「といれでしーしー」

おともだちたちがいろんな場所でおしっこをしています。

でもたいへん!ノンタンはおもらしをしてしまいます。しっぱい!

でも大丈夫。最後は、おまるでしーしー

おすすめポイント

リズム感

なんといってもリズム感です。

お子たちは「おしっこしーしー」や「トイレでしーしー」をまるでお歌のように唱えていました。

人気シリーズ

長女はこれまでノンタンを通ってきませんでしたが、この本を機にノンタンにどハマり。図書館で他の本も手に取るようになりました。

さすがは超人気シリーズ人気キャラクターです。

適齢期

平均的なトイトレ開始時期はいつ頃なのでしょうか。我が家では2歳頃からはじめました。(うんちもトイレでできるようになったのは4歳1ヶ月でしたが…)

この頃はまだひらがなも読めませんが、リズムのある覚えやすい短文に、「おむつ」「おまる」「といれ」の絵から得られる情報を重ね、一人で正しく読んでいました。

親としてはなかなかに驚いた瞬間でした。

トイトレ適齢期に見事にハマるのもポイントです。

成功体験

1ページ2〜4行程度で、文字のあるページは12ページのみで、しかもおおよそが反復文というボリュームでありながら、おもらしという失敗を経て、トイレでできた成功体験まで得られます。

最終ページの「ノンタンのおしっこでーす」を、まだ一度たりともトイレでおしっこをできていない娘が誇らしげにドヤ顔で繰り返し楽しそうに読んでいる様子は、ツッコミたいところでもありましたが、ただただ愛らしくも感じました。

きっと、本人の中にも「成功イメージ」ができたのではないかと推測しています。

レビュー(感想)

人間は生まれたときから排泄自体は自然とできます。

思えば、オムツに排泄することを躊躇う赤ちゃんはいません。生後間もない乳児ですら簡単にできます。しすぎなくらいです!新生児期はまだ恐怖も何もないが故に、トレーニングすら不要なんです。

しかし、トイトレを始める頃になると、突然そうはいかなくなるわけです。今まで当たり前だった「オムツ」から急に「トイレ」という選択肢が出てきて動揺するんです。

おしっこやうんちが難しいわけではありません。トイレでするのが難しいだけです。「恐怖」や「抵抗感」という心理的なハードルがあるだけです。

ある意味、そういう感情が芽生えてきたこと自体が成長なんですよね。なんて尊いのでしょう。

トイトレはお子たちにとって、初めてかもしれない「苦行」、一世一代の「挑戦」なんです。

必要なのは技術ではなく勇気だけなのに、それを振り絞るのが簡単ではないのでしょう。心を奮い立たせる方の技術をまだ習得していないわけです。

だからこそ、リズム感や楽しさと共に、うまくできたときのイメージを植え付けることが重要なんです。

「一握りの勇気を与える」

そんな用途で、絵本を活用してもらえたらと思います。

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