
「あえてパパが書く妊娠記録」。
果たして需要はあるのでしょうか…。正直なところ半信半疑です。それでも半分の方を信じて書き残していきます。
妊娠するのはパパではありませんが、妊娠したのは我が妻であり、お腹の子は紛れもなく我が子です。
にも関わらず「体感」としての変化が無いパパはなかなか「親としての自覚」が湧きづらいと聞きます。
それでも、悪阻に苦しむママや、我が家にやってくるベイビーのために、パパにできること、しておくべきことはたくさんあります。
「何かしてあげられることはないか」と悩み惑う世の中のパンパパたちのために、「絶対的な正解」ではなく飽くまで「我が家のサンプル」をお届けします。
「あえて」とつければあながちおかしな記録ではないと言い聞かせて。
今回は「妊娠4ヶ月」。12週の分厚い壁の前後で不安になったり少し安心したりしながら、要所に妊娠報告をしたり、この先の計画を少しずつ立て始める時期。悪阻がピークを迎えたり逆に快方に向かうことも。
※第一子、第二子の妊娠時の失敗や後悔を踏まえた第三子妊娠記録です。
子どもの勘
7月14日、妊娠12週0日のこと。
娘、「どうしてもママとお風呂に入りたい」と駄々をこねる。
悪阻が始まってからの約1ヶ月半、話のわかる娘(3歳11ヶ月)はママの体調不良を理解し一度としてママとのお風呂を要求してくることはなかった。話のわからない息子(1歳9ヶ月)は特に意思が無いのでパパとでも喜んで入ってくれた。
娘が「ママと入りたい」と言い出したことで、息子まで「ママいぇい!ママいぇい!」と言い出す。※喜びの「いぇい!」ではなく、「ママが良い」と伝えたい全力の二語文デビュー
ここへきて、困った…
しぶしぶママが超久しぶりにお子たちをお風呂に入れてみると、「ママ、お腹出てない?」「ママのお腹、何が入ってるの?」と尋問。
娘よ、さては…
まだ安定期に入っていないし、幼稚園に行きたくないとメンタルが荒れ気味だし、弟/妹どっちが良いと言われると外した時にちょっと嫌な気持ちになるだろう、という理由から娘にはまだ妊娠のことを告げていなかったが、年齢の割に賢すぎる娘は多分気付いている。その探りを入れてきたに違いない。
なんて腹黒い3歳児。パパに似たのだろう。
※翌日から毎晩「お風呂はママが良い!」「ママいぇい!」の一悶着が起きるようになり憤死しそうです。
12週の壁、突入!
7月15日、妊娠12週1日のこと。
よく言われる「12週の壁」にめり込んでいる期間なわけだが、12週に入った瞬間にそれは「超えた」ということなのか、12週6日までが「壁」なのか、どっちなのだろう。
妊娠中の計画
7月16日、妊娠12週2日のこと。
もうすぐ娘が夏休みに入るため、夏休みのプランでも立てようとようやく行動を始めるが、数年前とは違い、どこのホテルももう予約いっぱい。完全に乗り遅れた…
去年までは長女も入園前だったため365日が夏休み。「シーズン」というものを意識していなかった。反省!
悪阻中は悪阻との戦いに精一杯になってしまうが、適度な長期計画は必要だったと後悔。
悪阻が明けても妊娠中の計画は必要だろう。あらゆる育児グッズの調達も必要。旅行に行こうとすれば体調が安定している妊娠中期がいいだろうし、今回の妊娠は臨月を迎えた頃に年末年始もはさむ。
何事も、計画が大事。悪阻が落ち着いたら(こうやって後回しにするところがダメなのか?)、出産までの計画を立てよう。
夏休み、開幕!
7月18日、妊娠12週4日のこと。
夏休み、開幕!
…というタイミングで娘が熱を出す。ヘルパンギーナとのこと。去年も夏に罹ったなー。
特にできることはない。安静にさせる、弟に移らないように気を付ける。ただそれだけ。
反省
7月19日、妊娠12週5日のこと。
昨日、娘がヘルパンギーナにかかり、「弟に移らないように気をつける」と言ったが、まさかの妻が微熱を出す。
いや、まさかなんかじゃない。妊婦こそ気をつけなければいけないという当たり前のことを忘れていた。
悪阻中の妻は戦力にならないため弟に移ったら恐ろしいことになる、という自分勝手なことしか考えていなかった。なんてことだ…
幸い夕方には平熱。持ち堪えた様子。ヘルパンではない模様。でも、猛省。心が痛い。
12週の壁、突破!
7月20日、妊娠12週6日のこと。
「12週の壁」の定義は不明だが、今日を乗り越えれば明日から13週。壁を一つ「超えた」ということ。
だからもう大丈夫、というわけではないと理解しているものの、やっぱり嬉しい。どうしても、嬉しい。
でも改めて、無事に生まれてきてくれることをただただ祈る。
アカチャンホンポのプレママ登録
7月21日、妊娠13週0日のこと。
人生3度目の「アカチャンホンポのプレママ登録」。
これは、必須です!!!
登録すると、マタニティマークやサンプルセット、情報誌、そしてプレミアムクーポンがもらえます。
まだ12週の壁を越えたばかり。あれこれと出産/育児グッズを買い揃えるのはまだ先でいいですが、アカチャンホンポのプレママ登録くらいはしておいてもいいかもしれません。
このプレミアムクーポンにどれだけ助けられたことか…。
どんな育児グッズを買うにしても、このプレママ登録の後にしましょう。逆に言えば、育児グッズの買い集めはとにかくプレママ登録からスタートしましょう!

マタニティマーク
7月27日、妊娠13週6日のこと。
妊娠届出書を提出する際にマタニティマークをもらいましたが、我が家では結構他にも集めます。なんか、嬉しいんですよね。
鉄道会社や航空会社の窓口、たまひよの付録、アカチャンホンポ のプレママ特典、雑誌(たまひよ)の付録など、探すと結構あるんです。
いろんなデザインがあるので、「コレはこのかばんに合う」とか、毎回やってます。
ただ、雑誌の付録はタイミングでデザイン(ブランド)が変わるので、「うーん…」というときも。ということで、今回は妻が好きな「ジェラートピケ」をメルカリで購入。

とはいえ、ほとんどつけないんですけどね。
我が家でいつもレギュラー化するのは、埼玉の川越氷川神社で入手できる「マタニティマーク入り安産守」だけです。
「安産祈願の御守り」と「マタニティマーク」をコレ一つで兼ねているので、これみよがしにじゃらじゃらとつけたくない人にはおすすめです!
仕事と育児の両立
7月29日、妊娠14週1日のこと。
夜になり突然上司から連絡が入り、翌日の夜が接待の予定に。妻にその事実を伝えるも、やや険悪なムードに。
これはパパの永遠の課題。最大のストレスと言っても過言では無い。
家族が一番大事。ベースはブレずにそこにあるけど、家族を守るためには仕事が必要であることも事実。仕事上の立場を守ってこそ、家族を守ることができる、とも言える。
そのバランスがわかるのはパパだけ。パパのバランス感覚で「仕事と育児の両立」を目指してる。簡単じゃないんですよ。パパだって鬱になる。
パパ判断のバランスに文句を言われると、両立ではなく分担を望みたくなる。パパが仕事、ママが育児という昔の構図に戻ってしまう。
両方頑張るから、全力を尽くすから、その時々の判断に文句を言わないでほしい。
…と思ってしまうのは、そんなに悪ですか?
社長への妊娠報告
7月30日、妊娠14週2日のこと。
接待には社長が同席。たまたま会話のテーマが「家族」になったところで、しれっと妊娠報告。
本当は16週に入ってからと思っていたものの、狙い通りに「機会」が来るものではなく、意図的に報告の場を設けるのも大袈裟な感じになるため、こういう偶然の機会に勢いで言うのがベストだと、過去の経験から。
つい先日、出産時に祝金を支給してくれる慶弔見舞金規程を新たに立ててくれた社長。従業員の子どもの誕生を心から祝福してくださる。
かつて会長に第一子の出産報告をした際は「仕事は変えられるけど、家族は変えられない」とのお言葉もあった。
勤める会社がそういう会社であることが、どれほどパパやその家族の心や暮らしの支えになるか。
世の中の全ての会社がそういう方向に進んでくれたらと祈りつつ、ただただ自らが置かれてこの環境に感謝。
悪阻フェーズ
8月2日、14週5日のこと。
妻、悪阻フェーズが変わったと宣言する。
- 第一期四六時中吐き気しかないし、吐いてしまう
もうどうしようもないやつです。終始、生きた心地のしないやつです。
- 第二期四六時中吐き気はあるが、どうにか吐かない
生きてはいるものの、ただただ時が過ぎるのを祈りながら安静にしているしかないやつです。
- 第三期吐き気がベースにあるが、吐き気のない奇跡の時間がたまにある
安静にしているしかないものの、どうにか生きた心地はするやつです。
この「第三期」が随分と長かったが、ようやく次のフェーズに移った感覚があるとのこと。
- 第四期好調がベースにあるが、少し動くと吐き気を感じることがある
少し動くと来る「吐き気」も、悪阻の残りというよりは悪阻期間中の体力の衰えからくるものかも?
まだ本調子では無いものの、歓喜!!!
気持ち悪くなったら休む、という前提のもと、お出かけもできそう。夏休みに入った娘にとってはこの上ない朗報!
今まで子ども2人をまとめてお風呂に入れていたが、これからは分担ができる。1人を入れたらママに引き渡し、もう1人を入れて一緒に出る、という手段を採れる。これは大きい!
ママに同じ手段で子どもをお風呂に入れてもらってる間に食器を洗っておける。これはもう、とてつもない時短!
ママが寝かしつけしてくれている間にリビングの片付けや翌日のゴミ出しの準備、排水溝掃除、アイロンがけなどができる。この上ない幸せ!
逆パターンでパパが寝かしつけを終えてリビングに戻ると、リビングが片付いている!もう、言葉にならない。
全てのタスクを終えて時計を見るとまだ20時50分。もう、涙を堪えるのに必死。
ドラマを1本観ても22時。この2ヶ月で溜まった疲れを取るために22時に布団に入ってみる。嬉しすぎる!
もう寝ていいというワクワク感で眠れない。叫んでしまいそうなほど嬉しい。興奮を抑えられない。幼少期の遠足前のやつと比にならない。この感情はなんだ?達成感か?開放感か?なんなんだ?
いや、ただの幸せだ。シンプルな幸福感。多幸感。
ママが戦力にならない(失礼)間、子どもたちを何事もなく守り抜けた。どうにか会社にも迷惑をかけ過ぎずに乗り越えた。家族の中心にママが帰ってきた。本来の家族の形に戻った。みんな元気。そして、きっと半年後には家族がまた1人増える。
生きててよかった。
悪阻明け宣言!
8月7日、妊娠15週3日のこと。
妻、ついに、悪阻明け宣言!
- 第五期空腹時のみ気持ち悪さを感じるもののそれ以外は常時そこそこ調子がいい
これはもう、「悪阻明け」とジャッジしてもいいでしょう!
というフェーズに入ったとのこと。
よくやった、妻!そして、サポートしてくれた身内や職場のみなさま、ありがとうございました。あと、自分も!えらいぞ!頑張った!お疲れ!
そして忘れてはならないのはお子たち!たくさん我慢してた。状況を理解していい子にしてた。本当に申し訳ない。偉すぎる。ありがとう!大好きだ!
しばらくは平穏が続きますように。
妻、胎動を感じる
8月9日、妊娠15週5日のこと。
ママが胎動を感じるのは早くて16週頃、多くは18週から20週頃と言われている。が、第二子、第三子になると第一子の時よりも早く感じることもあるらしい。
そして、我が家では今日、ママが第三子の胎動を実感!
早い!パワフルな子なのか?大変だ…。でも、「元気」が一番。いや、それが全て!
生まれてきたら、赤ちゃん返り気味の4歳お姉ちゃんと絶賛イヤイヤ期中の2歳お兄ちゃんに気圧されるだろう。
今のうちに、安全なママのお腹で、パワフルに暴れ回っておくように!これがパパからの最初のアドバイス。
本当にパワフルな子でした!三兄弟の中で一番大きく生まれ、握力と腕力が強く、離乳食も最初からよく食べ、みるみるがっしりしていき、そしてなにより、声が大きい…
妊娠4ヶ月(妊娠12週~15週)のイベント、タスクまとめ
妊娠4ヶ月は、「妊娠初期」から「妊娠中期」に移行する頃。個人差はありますが、悪阻も少しずつ快方に向かい、ようやく物事が動き出す頃かもしれません。
12週の壁を越え、ほんの少しだけ安心したり、また気を引き締めたり…
まだ育児グッズの買い集めは後回しでもいいですが、アカチャンホンポのプレママ登録でクーポンを受け取っておくなど、「準備の準備」の時期にあたります。
早ければ、胎動を感じたり、状況に応じて身近なところに妊娠報告をしたりと、「妊娠」の喜びから自覚、そして覚悟へと心も動き始めるかもしれません。
パパも協力して、いよいよ「出産/産後の準備」に移っていきましょう!
- 最初の大きな壁12週の壁
妊娠初期の流産の約9割は12週未満。この壁を突破すると割合がぐっと減ると言われています。もちろん今後も心配は続きますが…
- 準備の準備アカチャンホンポのプレママ登録
育児グッズの買い集めを始める前に、まずはアカチャンホンポのプレママ登録をすることをおすすめします。何を買うにしても、プレミアムクーポンが重宝します。
- 余裕があれば!マタニティマーク集め
市区町村でもらったマタニティマーク、アカチャンホンポのプレママ登録でもらったロゼットかキーホルダー以外にも、思い出に集めてみてはいかがでしょうか。
- 必要に応じて妊娠報告
「まだ早い」と考える方もいらっしゃる時期ですが、両親や職場など体調次第では影響の及ぶ範囲の人たちへの報告は検討しておきましょう。
- 個人差はありますが胎動を感じる?
早くて16週頃、多くは18週から20週頃と言われていますが、本当に早い人は胎動を感じることも。妊娠の自覚が一気に湧く尊いイベントの一つですね!
- 個人差はありますが悪阻明け?
こちらも個人差はありますが、悪阻との熾烈な争いに終止符が打たれることも。皆様の悪阻明けを切に願います!




